可搬には向かない書籍

文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫)

文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫)

殺人の凶器になりそうな、一冊でコズミックジョーカー*1な作品。

久々に京極夏彦を読んでいたのです。
普段読むような「ジュヴナイル・ミステリ」的エンタテイメントとは打って変わって
重厚長大という言葉を字で行くような煉瓦本。

1300頁中900頁ほどの読みかけで下宿においてきたことに
今朝方、気づいたときのダメージたるや!

もし、続きが読みたいなら分冊版の4巻だけでいいのか?いいのか?

同じようなアクシデントに巻き込まれている、「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」みたいに、
最初から読み直す真似はできないぞ?(想像するだけで・・・)

と、いうわけで実家への帰省とともに、丸善へ行ってきたので本日の収穫。

やっぱ買っちゃった。今晩は、読み直そうと思います。
GOSICK ―ゴシック― (角川文庫)

GOSICK ―ゴシック― (角川文庫)

10月中には、個別作品だけでなく作家としての桜庭一樹レヴューが
書きたいと考えています。読まなきゃ、読まなきゃ。

*1:清涼院流水カーニヴァル」内、「コズミック・ジョーカー殺人事件」を参照。あれも分厚いけどがんばってw