エッセィも面白い。
さて、レビュー待ちの作品を減らして、
ストック出し切らないと、脳みそがきついです。
まあ、次はまだ読めていないのですけどね。。。
「これでもか。これでもか。」というくらい、小説の世界観や人間関係の作りこみに
私の中で勝手に定評がある恩田陸のエッセィです。
「恐怖の報酬」日記―酩酊混乱紀行 (講談社文庫 お 83-6)
- 作者: 恩田陸
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/05/15
- メディア: 文庫
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飛行機の大嫌いな恩田陸が飛行機に対して「これでもか。これでもか。」というくらい
恐怖感を膨らませながら海外へ飛行機で飛び立つエッセィです。
恩田陸は、お酒が相当好き、というのは、知っていましたが。
飛行機が相当だめというのは。。。。
飛行機に搭乗するときの、搭乗口の表現が、
「これは擬態で、じつはその先に大きな生物が口を広げていて消化される」というのは、
なんというか、さすが恩田陸といいますか。
恩田陸の「これでもか。これでもか。」って登場人物や世界観の作りこみが凄いのは、
こういった、飛行機搭乗でグロい映画の1シーンを連想をしてしまうような想像力と関連のさせ方、
ここらへんが凄いからなんじゃないかな、と思いましたよ。