箱の中身
- 作者: 京極夏彦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1999/09/08
- メディア: 文庫
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とりあえずテストも近いので、
私の中での大学生、という職業の優先順位は、
比較的低いとはいえ、無視することも出来ない。
と、いうわけで。
冬休みからの濫読癖にも一通りかたをつけなければなるまい。
そんな「けじめ」にふさわしい大作でしたね。
と、いうわけで。。。
今回はこれだったりします。
そういえば映画も公開されたことですし。
使われた曲は東京事変の3枚目のアルバム↓の3曲目、「金魚の箱」だったかな?
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この「金魚の箱」を1曲リピートで流しながら。
書籍、と、いう箱に浸る。
京極作品は分厚いからその存在が「箱」と称せる、という地口はさておき。
心理状態を描いた「人間の箱」というメタファー。
有る意味、それをめぐる壮大なミステリでした。
京極堂のやりかたも、
美馬坂のやりかたも、
有る意味ではその「箱を開くこと」だったのでしょう。
心理的/物理的の違いを問わず。
先に、高校生の時代にスピンオフ作品の百器徒然袋-風
を読んでいたものだから、
「木場=四角」という榎木津の罵りをネタとして知っていたために、
最初のあたりの木場が視点人物なパートに関しては、
いまいちシリアスに読みきれなかったのは残念だけど(笑)。