浅野いにおの絶望力
- 作者: 浅野いにお
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/08/03
- メディア: コミック
- 購入: 4人 クリック: 295回
- この商品を含むブログ (371件) を見る
- 作者: 浅野いにお
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/12/01
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 83回
- この商品を含むブログ (171件) を見る
人生の岐路に立たされて
相変わらず俺は、本を読んでいる。
後輩にまた借りました、浅野いにお。
子供の存在って、有る意味で絶望に満ちあふれていますよね。
自分では何もできないじゃないですか。
そして、割と病理的じゃないですか、子供って。
簡単にいじめ/いじめられの構造を作り出して。
安物のビジネス系雑誌みたいな表現を使うと、
「絶望力」とでも称するのでしょうか。
浅野いにおの漫画を読むと、人生の停滞という醜い物がフルコースで描かれていて、
絵は美しいんだけど、時折死にたくなります。
有る意味で佐藤友哉とも違う絶望(佐藤は、世界と自分の関係に関する疎外感とかな気がする。)
ソラニンで、「絶望した!こんな未来のぐるぐるしている感じが描けるなんて絶望した!」って思った。
そして、「ひかりのまち」も読んだ。
一つのニュータウンを中心にした、ミステリにも似た病理的なオムニバスストーリーに、
「俺はニュータウン生まれのニュータウン育ち」な、
「レペゼンニュータウン、かませよー」と言えてしまう存在としては涙を流した。
- 作者: 浅野いにお
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2005/06/17
- メディア: コミック
- 購入: 6人 クリック: 34回
- この商品を含むブログ (283件) を見る
「素晴らしき世界」を読んでいたら、友人が「彼氏と別れたー」ってメールと、
泣きじゃくった電話をかけてきて、その友人カップルが運命論的なバカップル、というか
こいつらは絶対わかれないだろうし、共依存で別れられないだろう、と思ってたから
そのゆるぎなき絶対的なはずの関係性が喪失したことで、いろんな意味で喪失感に死にそうになった。
もう一度、たぶん読むんだろうけど。
- 作者: 浅野いにお
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2003/05/19
- メディア: コミック
- 購入: 8人 クリック: 100回
- この商品を含むブログ (306件) を見る
- 作者: 浅野いにお
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2004/05/19
- メディア: コミック
- 購入: 7人 クリック: 13回
- この商品を含むブログ (172件) を見る
ははは、更新してないけど、漫画をがんがん読んでますね、俺。。
もうちょっと、浅野いにおにはまって、この絶望を血肉に変えたいと思います。