ジャズバー、浮かれた何かと。
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1995/10/04
- メディア: 文庫
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●雰囲気について。
なんというか、熱に浮かされていた好況の時期の、
その残り香がする作品でした。
ジュリアナ東京が流行ったのは、バブルがはじけてから。
そんな、経済の熱に浮かされた感じのイメージがしました。
(と、いっても物語のガジェットだけですけどね。)
●読後感について。
前によんだやつよりは
難しくなかったです。
すんなり読めた初期三部作みたいに、「弱弱しい男の子」のモノガタリである前半は入り込みやすかったです。
●作家論について。
前にこんなものを読んでいたので、ますますわからなくなってきました。
「浮かれたバブル」って印象もそこから来たんだろうし。
うーん、作家論的な本を読むことはいいことなのか悪いことなのか・・・。
ただ、「村上春樹」の作品の静かな雰囲気にのめりこむことは好きだったり。
そして、今日もまた本を買ってしまうんだろうな・・・。