春樹を巡る冒険
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1988/10
- メディア: 文庫
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世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1988/10
- メディア: 文庫
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- 作者: 清水良典
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2008/09
- メディア: 新書
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さて、つらつらと思ったことをば。
「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」の世界に
いまいち浸りきれなかった私が、いろいろともごもごと書こうと思います。
●作品について。
2つのモノガタリが。
読み進めているうちに、結構近づいてきた感覚が(勝手に)して、
「あー、1人の人間の内側と外側のモノガタリか〜。」とか思ってたんです。
が。あなたとは違うんです。私はモノを客観的に・・・・
何か違うんだよな。。
うーん、悩ましいもやもやを抱えたまま読み終わった作品でした。
●文芸論について。
ますますわからなくなってきた。
読み終わった後に感じる、「で、何が言いたかったんだろうか。」
「何かを伝える」メッセージ性を内包していることがブンガクに必要なのか、
ブンガクとは何で、それをどうクリエータたちが体現しているのか。
確固たる論が自分の中にできる気がしなくて、弱気になります。
村上春樹を最近ざくざくと読んでいる(おそらく10冊はくだらないでしょう)けれど、
ますますわからなくなります。
●でも、本が好き。
追体験できる物語の世界に浸らせてもらえること、
自分の世界を広げさせてくれること。
それでも、本がすきなんでしょう。