舞城の源流とおぼしきもの。

限りなく透明に近いブルー (講談社文庫)

限りなく透明に近いブルー (講談社文庫)

参考エントリ
http://d.hatena.ne.jp/dynamite-ti/20081014/1224006388
やはりパワーが要りました。。。。。。(中上健次 「枯木灘」)

読みました。

米軍基地での米兵とドラッグなどにちりばめられたアンダーグラウンド
どろどろした世界を描いた日常的な作品です。

なんというか、舞城が現代文学シーンに殴り込みをかける段階において、
いくつかのエッセンスが文学界にはちりばめられていたのではないかな、と思いました。

そう考えると、この作品は、と、いうか村上龍が、かもしれませんが、
中上と一緒で、舞城王太郎の源流の一筋としてとらえてもいいのかもしれません。

と、「限りなく透明に近いブルー」を読んだ後、つらつらと思っているここ数日です。